カナダ出国手続き
バンクーバー空港での出国手続きの流れについて
搭乗手続き(チェックイン)
利用する航空会社の搭乗手続きカウンターに行きます。
バンクーバー空港のチェックインカウンターは3階にあります。各航空会社のカウンターが並んでいます。ここでパスポートと航空券を提示します。航空券はeチケットの控えです。
それから、預ける荷物(スーツケース)をカウンターの横の計測器に載せ、係りの人が重さを確認します。中に壊れ物がないか、ライターなどは入っていないか、などを質問されることがあります。
手続きが終わったら、搭乗券(Boarding Pass)と荷物引換証を受け取ります。
荷物引換証は航空券(搭乗券ではない)に張り付けてくれます。万が一荷物が紛失した場合はこの引換証が必要になりますので大事にしまっておきましょう。
荷物の重さについて
荷物をスーツケースに詰めるときには必ず重さを量りましょう。
重量オーバーで空港の床にスーツケースを広げ、荷物を取り出している人をよく見かけます。超過すると結構高い料金を徴収されますので、前もって重さを量っておいたほうがいいです。
かつてお世話していた留学生のスーツケースを運んだとき、スーツケースが少し重いように感じたことがあります。手続きカウンターの横のベルトコンベアにスーツケースを載せたら、案の定、超過していました。2キロ弱の超過でした。中身を取り出さないと超過料金が発生すると言われ、「露天商を商う」ことになりました。
国際線のエコノミークラスではスーツケース1個の重さが23キロ、2個まで無料です。でも少しでもオーバーすれば高い超過料金を支払うことになるので、荷物を積めたら必ず重さを量りましょう。体重計自体の誤差や設定ミスがあるかもしれないので、ギリギリではなく、少し余裕を持たせて荷物を積める方がいいでしょう。
出国ゲート
出国ゲートに行きます。
少し奥まったところに出国ゲートがあります。向かって右のほうの入り口から検査場に入ります。入り口に係りの人がいるので、パスポートと搭乗券を見せます。
ここで旅行者と見送りの人とはお別れです。別れを惜しんでハグする人、一生懸命手を振る人がいます。
この手前にレストランや軽い食事ができる店があるので、名残惜しい人は適当な時間が来るまで話をするといいでしょう。
保安検査(セキュリティチェック)
保安検査場は出国ゲートを入ってすぐのところにあります。
アメリカでテロ事件が発生してからセキュリティチェックが厳しくなりました。
検査場で順に並んでいると、係りの人が何番のところに行きなさいと指示があるので、その番号の検査台のところに行きます。
ここではみんな静かです。
検査場所にはいくつかの籠(かご)が置いてあるので、以下の持ち物をかごに入れます。
・パソコン(カバンから出して、籠に入れる)
・携帯電話、ビデオカメラ、デジカメなどの電子機器
・小銭やカギなどの金属物
・ジャケットなどの上着
・靴(靴を脱ぐ)
※このときはテロ対策が強化され、靴を脱いで検査を受けました。
荷物は探知機に通され、人は検査ゲートを通ります。
※ペットボトルのお茶や水は持ち込めないので注意。
※液体のものは100ml以下の容器に入れ、透明の袋に入れて係官に見せなければなりません。取り上げられて捨てられないように、液体物はスーツケースに入れて持っていく方がいいです。
搭乗口へ
通路の上部にある案内板に各ゲートナンバーと矢印が記されているので、それに従って自分が乗る飛行機の搭乗口番号のほうに進みます。案内板はあちらこちらにあるので、間違うことはありません。
搭乗口の前にはたくさんの椅子が並んでいるので、搭乗時間がくるまでここで待ちます。
搭乗口前のロビーで待っていると、暫くしてパスポートと搭乗券が本人のものであることを確認するために係りの人がまわってきます。そして搭乗券に確認したという印をつけます。JALやANAの場合は日本人スタッフが確認する場合が多いです。
時間が来ると座席番号順にアナウンスがあります。ファーストクラスやビジネスクラスなどは早く呼ばれます。エコノミーは座席の奥のほうから席に着くので番号の大きいほうから呼ばれます。搭乗口で搭乗券をスキャンして飛行機に乗り込みます。
※カナダを出るときは「出国審査」はありません。バンクーバー空港では保安検査場での検査が済んだら、あとは搭乗口に行くだけです。
搭乗口に行く前に腹ごしらえや買い物
搭乗口に行くまでにたくさんの免税品店があります。メープルシロップやメープルクッキーなど、地元のスーパーで買ったほうが安い品物もありますが、お土産や自分のものなどを買い忘れたり買い足したりするのに見て回るといいでしょう。
バンクーバー空港には搭乗口へ行く前に広場があり、休憩できます。また食べ物や飲み物を買える店がありますので、お腹がすいたり、のどが渇いたりしたら立ち寄ってもいいでしょう。でも、飛行機が離陸してから1時間少し経ったら食事が出ますので、お腹と相談しましょう。
=まとめ=
1.搭乗手続きカウンターに行く → 搭乗手続きをする
2.出国ゲートに行き、中に入る → 保安検査を受ける
3.搭乗口に行って、待つ
※最新情報は各空港のサイトで確認してください。