クリスマスシーズン
12月のバンクーバーの町
バンクーバーは緯度が高いため、冬は夜が長いです。12月中頃の日没は4時15分ぐらいで、夕方4時半ぐらいには暗くなります。夜が長いということは暗い時間が長いということです。暗いと余計に電飾の明かりが映えますね。
バンクーバーでは町のいたるところにきれいなイルミネーションが見られます。ダウンタウンの街路樹も美しく電飾で飾ってあります。住宅街でも玄関やベランダ、それから庭の木に電飾を施している家もあちらこちらに見えます。
これらの様子を見たら、「もうすぐクリスマスが来るのだなあ」と思います。
クリスマスの飾りはどこで買う?
町の量販店やダラーショップ(日本の百均のようなもの)ではクリスマス用の飾り物がたくさん販売されています。
まずは電飾。赤、青、緑を中心として、様々な大きさの電球が売られています。クリスマスツリーに巻き付けるのはあまり大きな電球ではなく、定期的に点滅させることができます。また、家の軒、ベランダ、庭の木などの飾りには大きめの電球が使われます。
多くの一軒家には庭があるので、そこに大きな飾り物を置く人もいます。量販店ではそのような品物を取り扱っているところが多いです。
クリスマスツリーの飾り物は多くの店で売られています。私も子供が小さいときには一緒に飾り付けをして楽しんだものでした。
きれいなクリスマスツリー
この時期はいとるところにクリスマスツリーを見ることができます。コミュニティで飾りつけしたもの、会社や病院が飾りつけしたもの、学校で小学生が飾りつけしたものなど、いろいろなグループよっていろいろな場所にクリスマスツリーが並べられています。
あっ、サンタだ!
バンクーバーにはモールが点在しています。12月に入ると人々はクリスマスショッピングに出かけます。モールには様々なお店があるだけでなく、デパートが入っていたり、スーパーが入っていたりします。
モールの一角に小さな子ども連れの家族が行列をつくっていました。何かの順番を待っているようです。近づいて先頭にいる人の先を見てみると、なんとサンタが椅子に腰掛けているではないですか。
子供たちはサンタの膝の上に乗っかり、何やらいろいろ話しをしています。子供たちがニコニコしているところを見ると、やはりサンタに会えて嬉しいようです。
サンタと話をしたり、写真を撮ったりするのは幼い子たちです。この子たちはきっとこのサンタさんが本物のサンタだと信じているに違いありません。
知ってよいこともあるが、知らないほうが幸せってこともありますなぁ。。。
別の場所ではジンジャーブレッドハウスがありました。クリスマスは寒い時期にあるので子供たちが風邪を引かないようにと母親がジンジャーブレッドを作ったそうです。
サンタさんに手紙を出そう
サンタさんが本当にいるのかどうかはサンタさんに手紙を出してみるといいですね。
宛先は以下です。
SANTA CLAUS
North Pole
HOHOHO
Canada
SANTA CLAUSは名前、North Poleが住所、HOHOHOは郵便番号。
最後はカナダの郵便局が受け付けつけているのでCanadaと書いておきます。
この宛先に手紙を出すとちゃんと返事が来るんだよ!
サンタさんのモデルになった人
サンタさんのモデルになった人物はいたらしいです。
それは4世紀頃の話。
ヨーロッパの東の方に東ローマ帝国の小アジアと言われた地域がありました。今で言うとギリシャやトルコのあたりになります。そこに司教をしていたニコラウスという人物がいました。ニコラウスは優しい人で、貧しい人たちにいろいろプレゼントをあげていたそうです。
ある日、貧しくて娘たちを嫁がせることができない家がありました。ニコラウスは哀れに思い、真夜中にその家に行き、屋根の上の煙突から金貨を投げ入れました。金貨は暖炉にぶら下げてあった靴下の中に入っていきました。その金貨のおかげで、貧しい家の娘たちは身売りをするのを避けることができたということです。
クリスマスに靴下をぶら下げる習慣はここから来たのじゃ
おじさんは今でも靴下をたくさんぶら下げているのでしょ!
わしはたった1つだけじゃ! バカでかい靴下だけどな。(笑)
ニコラウスは偉大な司教だったので、セイント(聖)という呼称が付いていて、セイント・ニコラウス(Saint Nicholus)と呼ばれました。この言い方をオランダ語ではシント・ニコラース(Sint Nicolaas)と言い、縮めてシンタクラース(Sintarclaas)と呼んでいました。これがのちに”サンタクロース”になったと言われています。
大きなクリスマスツリー
いつものように車でマリンドライブ通りを走っていると、やや遠く離れたところからクリスマスツリーが見えました。
毎年、12月1日に13番通りとマリンドライブ通りの角の大きなモミの木に電飾を施しています。 このモミの木は20メートルぐらいあります。消防自動車が梯子を伸ばして飾り付けをします。
でも、今はこの木に飾りつけをしなくなりました。残念です。
好きなクリスマスソング
クリスマスシーズンになるとラジオやyoutubeでいろんなクリスマスソングがながれています。アンディ・ウィリアムスやビング・クロスビーなどの歌を聴くと穏やかで温かく感じてとてもいい気分になります。
彼らとはちょっと毛色が違いますが、私が気に入っている歌があります。特に歌詞が面白いです。70年近く前の曲で、今までにいろんな人が歌ってきました。あのマイケル・ジャクソンがいるジャクソン5も歌っていましたね。ご存じの方もいるかもしれませんが、紹介しておきましょう。
「I Saw Mommy Kissing Santa Claus」
作詞・作曲:Jimmy Boyd
=歌詞=
I saw mommy kissing Santa Claus
Underneath the misletoe last night.
She didn't see me creep
Down the stairs to have a peep;
She thought that I was tucked up
In my bedroom fast asleep.
Then I saw mommy tickle Santa Claus
Underneath his beard so snowy white;
Oh, what a laugh it would have been
If Daddy had only seen
Mommy kissing Santa Claus last night
Then I saw mommy tickle Santa Claus
Underneath his beard so snowy white;
Oh, what a laugh it would have been
If Daddy had only seen
Mommy kissing Santa Claus last night
Oh, what a laugh it would have been
If Daddy had only seen
Mommy kissing Santa Claus… last night…..
=日本語訳= (おじさん訳)
ママがサンタにキスしてるのを見たよ
昨夜、ヤドリギの下で
ママは僕が忍び寄ったことに気づかなかったみたい
階段を下りてのぞきに来た僕にさ。
ママは僕が布団にくるまって
ぐっすり眠ってるって思っていたんだ
それからママがサンタさんをくすぐったんだ
雪のように真っ白なおひげの下のところをね
もしパパが見ていたら、
きっと面白がっただろうなあ
ママがサンタにキスしてるなんてさ!
~繰り返し~