カーリング
オリンピック女子カーリング
北京冬季オリンピックでは日本女子のカーリングチームが頑張っていますね。この前の第9エンドのラストショットは見事でした。デンマークとの対戦で5対7で負けていたのですが、最後の一投で3点を取り、大逆転しましたね。相手のベテラン選手も「信じられない!」と言っていました。このまま突っ走ってメダルを取ってほしいですね。
カーリングはまだマイナーなスポーツですが、こうしてオリンピックで活躍すると多くの人が見てくれてカーリングというスポーツが広がっていくのはいいことだと思います。
カナダのカーリング
カナダ人の中年以上の人に聞くと、多くの人が一度はカーリングをしたことがあると言っていました。ある統計では全世界のカーリングの人口の90%がカナダにいるそうです。因みにカナダのカーリング人口は200万人ぐらいと言われています。
カナダにはリクレーションセンターやスポーツセンターなどにもカーリング用のリンクが備わっています。カーリングクラブもいくつもあり、専用のリンクもあります。
カーリング用具
ブリティッシュコロンビア大学(UBC)のカーリング場でカーリングをしたことがあります。そのとき、カーリングに使用する大きな石、ブラシ、専用シューズなどを初めて見ました。
石は直径が約30センチ、重さが20キロほどもあります。最初に持ったときは「重い!」と思いました。
石はスコットランドのアルサクレッグ島で採掘されるものが最上級と言われています。値段はというと、なんと、1個10万円もするらしいです。きっとこんな高価な石はオリンピックや世界選手権の試合でしか使われないだろうと思いますが。。。
高級な石の場合、100年は壊れずにもつと言われています。でも、あんなにぶつかって大丈夫かなぁ。。。
このスポーツで最初におもしろいと思ったのは、石を滑らせたあと、ブラシで石の前を「掃除しながら」的(まと)に向かって滑り歩いていくことです。
投げる人のコントロールが最重要ですが、このブラシを操る人も石のスピードや方向を微妙に調整するので大事な人員です。まさにチームスポーツですね。
カーリングは相手の石の位置をみながら、自分の石をどこに投げるか、どれだけの強さでぶつければ相手の石がどれだけ動くかを計算しなければなりません。なかなか面白いスポーツです。
カナダ高校のカーリングクラブ
カナダには一般の人が参加できるカーリングクラブはそこら中にあります。すべての高校ではないですが、カーリングクラブがある高校もあります。
カナダの高校のクラブ活動はシーズン制で、カーリングも冬場の3か月間だけです。学校にはカーリングができるリンクがないので、近くのスポーツセンターに行きます。
高校留学生でカーリングクラブに入った子たちがいました。彼女たちは練習と試合を兼ねて週に1回、スポーツセンターのカーリング場に行っていました。
カーリング場にはこの地域の複数の高校生が集まってきます。最初にウォームアップと練習をし、そのあと試合を行います。
カーリングには道具が必要ですが、ストーンもブラシも貸してくれます。それから、滑らないように靴の上にゴムの靴を履くのですが、これも貸してくれます。
あまり厳しいクラブではなく、留学生でも楽しく参加できるスポーツです。本格的にカーリングをしたい人は地域のクラブに所属します。
日本ではカーリングのリンクが少ないのでチャンスは少ないですが、カナダには多くの地域にカーリング場があるので、カナダに行ったら是非やってみるといいですね。
カーリングの世界ランキング
2022年冬季オリンピック前のランキングを張り付けておきます。
The World Curling Federation (世界カーリング連盟)による世界ランキングです。