ハロウィーンの季節

ハロウィーンが近づいてきた

10月に入るとカナダではデパート、量販店、スーパーだけでなく、モールの中のいろいろな店にハロウィーンの飾りが見られます。町を歩いていると、いよいよハロウィーンの日が近づいてきたのだなあと感じます。

店ではコスプレのための衣装もたくさん売られていますが、ここでは主に置物や飾りを紹介しましょう。

ハロウィーングッズを写真で紹介

カナダではどんなものが売っているのか、百聞は一見に如かず、写真で見てください。

量販店のカナディアンタイヤで見たハロウィーン商品

フランケンシュタイン
フランケンシュタインの飾り
いろいろなハロウィーンの飾り
いろいろなハロウィーンの飾り
ハロウィーンの飾りもの
魔女がたくさんいる
骸骨
ガイコツが並んでいる
怖い顔の執事
恐ろしい顔の執事
大きなハロウィーンの飾り
ゆらゆら動くハロウィーンの飾り

ハードウエアショップで見たハロウィーン商品

いろいろな案山子
いろいろな案山子(かかし)
魔女
ハロウィーン定番の魔女たち
かぼちゃの人形
かぼちゃの人形
骨だらけのユニコーン
骨だらけのユニコーン
マイケルジャクソン
マイケル・ジャクソン?
狼男
あまり怖くない狼男
空飛ぶ怪獣
羽の生えた怪獣
単車に乗るガイコツ
単車に乗るガイコツ
オバケ
漫画によく出てくる外国のお化け

日本でもドン・キホーテや百均にもハロウィーングッズはたくさん販売されています。しかしながら、大きな置物や飾り物はあまり見かけません。なぜなら日本の家にはスペースがないからだと思います。

カナダの家は大きく、たいていの家が庭も付いています。家の中や庭に大きなものを置けるのです。毎年、新聞やウェブサイトで「バンクーバーにはハロウィーンの飾りが有名な家がある」と紹介しています。 テーマパークではなく、普通の家が飾っているのです。

カボチャハウス

もう今はやめていますが、ウエストバンクーバーにも有名な家がありました。それは人呼んで「カボチャハウス」といいます。家の中、庭の木、家の周りのフェンスにもカボチャがいっぱい飾ってありました。

このカボチャは一つずつこの家の主人が一人で彫っていました。一人でこつこつと彫ったので、ひと月以上かかったそうです。

カボチャハウスとドクロの旗
塀に並んでいるカボチャとドクロの旗
カボチャハウス
カボチャハウスのかぼちゃたち
かぼちゃの彫り物
カボチャハウスのかぼちゃの彫り物

カボチャはどこで買える?

この時期、カボチャはどこのスーパーでも売っています。直径30センチを超えるものもあるので、外で売っていることが多いです。

野菜や果物専門に売っている店は規模が小さいので、こんな大きいカボチャを置いているところは少なく、置いていても数が少ないです。

この種類のカボチャは食べられないわけではありませんが、食べても美味しくなく、かぼちゃ提灯以外は家畜のえさにすることがほとんどだそうです。

たくさんのかぼちゃ
たくさんのかぼちゃが並んでいる
スーパーの外のボックスに入っているかぼちゃ
スーパーの外で売っているかぼちゃ
大きなかぼちゃ
箱の中には大きなかぼちゃ

世界最大のカボチャ

アメリカでは毎年カボチャの大きさを競う競技が行われます。カボチャはアトランティック・ジャイアントという種類です。

2019年10月にアメリカで行われた催しで、アメリカでの今までの記録が破られました。2,294.5 ポンド(約1,040kg)の重さでした。この人は$8,519の賞金を手にしました。

でも、世界記録はベルギー人が作ったカボチャで、重さが2,624.6ポンド(約1,190kg)もあったそうです。これはギネス記録に載っています。

カボチャの大きさを競う催しはアメリカ、ドイツ、イギリスをはじめ、いろいろな国で行われています。また、いろんな国でカボチャを使って彫り物をするイベントも行われています。

なぜカボチャ提灯を作るのか?

それはアイルランドの民間伝承に由来します。

昔々、Jackという男がいました。彼は悪魔をも騙すほどのいたずら好きでペテン師でした。彼が死んだとき、天国に行きましたが、今までの数限りない悪行のため天国に入ることを拒否されました。

次に地獄に行きましたが、悪魔を騙すほどの悪いやつだと知られていたので地獄にも入れてもらえませんでした。


それでカブ(カブラともいう)の中に灯した明かりを頼りに、仕方なく地上をさまよっているのです。

ジャックの持つ提灯がいつの間にか死者の霊を表すようになりました。その後、善霊として、提灯は魔よけの火として扱われるようになりました。

ということで、カボチャ提灯が家々の前や家の中に置かれるようになりました。

ハロウィーンの日には子供たちがこぞって「Trick or treat!」と言って家々を回ります。まるでジャックのように。

※trickはトリック、すなわち「いたずら」。そして、treatは「おごる、ごちそうする」という意味です。「Trick or treat!」「いたずらしてほしいか、それとも、ごちそうするか!」ですね。

※昔はカボチャじゃなく、turnip(カブの一種)という野菜を使ってlantern(提灯)を作っていましたが、アメリカに移住した人々がかぼちゃを使用し、かぼちゃに代わっていきました。アメリカではかぼちゃがたくさん獲れたからです。

カボチャ提灯の作り方

ハロウィーンにはカボチャが欠かせません。カボチャを使って提灯(ちょうちん)を作るからです。提灯は「Jack-o'-lantern」と呼ばれます。

カボチャ提灯作りはそれほど難しくありません。私が作ったカボチャ提灯で作り方を説明しましょう。

かぼちゃ提灯のデザイン
かぼちゃにデザインする

新聞紙の上にカボチャを置きます。

まず、どういう顔にするか考案します。

鉛筆だとあまりよく見えないので、マジックペンがいいかと思います。

少々歪んでも大丈夫です。彫るときに修正できますから。

かぼちゃの中身を取り出す
かぼちゃの中身を取り出す

最初はカボチャの頭を開けます。

不安定なので手を切らないように気を付けましょう。

そして、中の種を取り出します。

かなりの量の種が入っているので、根気よくきれいに削ぎ取ります。

かぼちゃ提灯の出来上がり
かぼちゃ提灯の出来上がり

そのあと、目、鼻、口をナイフで開けていきます。

最後に頭の部分を戻して出来上がりです。

もっと複雑に彫る人もいるでしょうけど、この程度の彫り方ですと簡単だと思います。

夜は中にローソクを入れるとオレンジ色に光ってとてもきれいですよ!