クリスマスツリー販売

クリスマスツリー販売
生木のクリスマスツリー販売

クリスマスツリーどこで買う

12月に入るとぼちぼちクリスマスの準備が始まります。まずはクリスマスツリーを用意することから始まります。ツリーを飾ることによってクリスマスの雰囲気を盛り上げていくのです。

ここはウエストバンクーバーにあるアンブルサイド公園の入り口。毎年11月の終わりごろからクリスマスツリーが販売されています。売られているのは生木クリスマスツリーです。

ここで販売されている木は若木です。実はクリスマスツリー専用に何万本もの木を育てている農場があるのです。ここで育てられた木が2メートルぐらいになったら切ってクリスマスツリーにされます。

大きなクリスマスツリー
クリスマスツリーが落ちないかなぁ
車の屋根にクリスマスツリー
車の屋根にクリスマスツリーを載せる人
クリスマスツリーをトランクに入れる
トランクにクリスマスツリーを入れる人

買った木は写真のように車の屋根に乗せて運ぶ人が多いです。またはトランクに入れ、トランクを半分空けたまま走っている車も見かけます。

12月の前半にはほとんどの木が売れてしまいます。

一軒家とアパートのクリスマスツリー

一軒家では生木か人工のクリスマスツリー、アパートでは人工のクリスマスツリーを飾ることが多いと思います。

カナダの一軒家は広いですので大きめのクリスマスツリーが飾られます。特に子供がいると一軒家に住む人が多いですし、それに子供は大きなクリスマスツリーの下に大きなプレゼントを期待していますからツリーが大きい方が喜ぶのです。

最近のダウンタウンのアパートやコンドミニアムは昔より部屋が小さいので、小ぶりのクリスマスツリーを飾っている人が多いです。どちらかといえば生木よりアーティフィシャルのツリーを飾る人が多いと思います。大小様々あるので、部屋にあう大きさのツリーを選ぶことができるからです。

生の木か、人工の木か

カナダ人は生木を使ってクリスマスツリーにする人も多いです。でも生木は枯れてしまいますので、毎年、買い替えなければいけません。

それに人工の木と違い、生きているので水をやらなければならないし、葉っぱもパラパラ落ちるので掃除もしなければなりません。室内の温度や日当たりなどによって木の寿命が変わってきます。

そんな面倒くさいツリーなのにカナダでは使用する人がけっこう多いのです。やはり木の匂いがするのがいいのでしょう。

生きているツリーにはそれ用の特別な鉢が別売されています。

それに対して人工のクリスマスツリーは腐ることがないので数年使うことができます。生木のように匂いはありませんが、葉っぱがポロポロ落ちることはほとんどありません。

人工のクリスマスツリーにはスタンドが付いていて立てられるようになっています。

人工のクリスマスツリーは大手の小売店のカナディアンタイヤやウォールマートで売っています。

量販店で販売しているクリスマスツリー
量販店に並んでいるクリスマスツリー
いろんなクリスマスツリー
いろんなクリスマスツリー
クリスマスツリーのチラシ
クリスマスツリーのチラシ

わざわざツリーを買わないで、自分の家の庭にある木に飾り付けをしてクリスマスツリーの代わりにする人もいます。クリスマスツリー用に売っている木は2メートル前後ですが、自然の木は大きく、高さが10メートル以上というのがほとんどなので、飾りつけも大変です。そのような家を見たのは大金持ちの家だけでした。

ツリーの種類

クリスマスツリーの種類
クリスマスツリーとして使う主な木の種類
木を選ぶ人
クリスマスツリーを選ぶ人
BC州産のクリスマスツリー
BC州産のクリスマスツリー

クリスマスツリーにはいろんな種類の木が使われます。やはりモミの木が多いのですが、カナダではカナダトウヒというやはりモミに似た木を使うこともあります。

Firモミの木で、世界中には約40種類あります。モミの木は松科に属しています。

ここで販売されているFraser Fir、Norman Fir、Noble Firだけでなく、他にもよく使われる木はGrand Fir, Douglas-fir, Scots Pine, Norway Spruceなどです。 

Dougras Firはカナダやアメリカの西部でたくさん生息しているのでクリスマスツリーとして使われることも多いです。

※pineは””、spruceは”とうひ”という松の仲間

生木のクリスマスツリーの処分

クリスマスが終わると、またここにツリーを運んでくる人がほとんどです。中には自分の家の暖炉の薪にする人もいますが。

ここでは不要になった木を細かく切断してくれます。細かく切った木は別の用途に使います。例えば小学校の遊び場に敷き詰めたりします。

紙は木材パルプを利用して作りますが、このクリスマスツリーの細切れチップからは紙を作ることができません。

クリスマスツリーを集める
集まったクリスマスツリー
トラックにチップが入っていく
チップがトラックに入っていく
ツリーを機械に押し込む人
ツリーを機械に押し込む

敷地内には大きな音を立てているマシーンがありました。アルバイトらしき青年が一本ずつツリーをマシーンの中に押し込んでいます。大きな音がするので、青年は耳栓をしていました。

ツリーがガタガタと奥の方に入っていき、反対サイドから粉々になって飛び出していきました。飛び出した細切れの木はトラックの荷台の中に入っていきます。トラックはどんどん、細切れの木が貯まっていきます。一杯になると、待機している別のトラックと交代です。

こうしてクリスマスが終わると生木を処分します。