空から見たバンクーバー
バンクーバー航空写真
日本からバンクーバーに戻るとき、飛行機から写真を撮りました。
まずはウエストバンクーバー市の西の端が見えました。フェリーのターミナルがあるホーシューベイ(Horseshoe Bay)があります。ここからバンクーバー島のナナイモ(Nanaimo)や近くの島であるボーエンアイランド(Bowen Island)、その向こうのサンシャインコースト(Sunshine Coast)などにもフェリーが出ています。
昔、ホーシューベイの近くの海で魚やカニがたくさん獲れました。今は魚もカニも少なくなりました。この辺りの海岸にはモダンな家や別荘も多く、立派な家が並んでいます。
山のほうにスキー場があるサイプレス山(Cypress Mountain)があります。2010年のバンクーバー冬季オリンピックの会場にもなったところです。モーグルの上村愛子さんや里谷多英さんも出場していましたね 。
ダウンタウンの上に来ました。バンクーバーのダウンタウンはこじんまりしています。端から端まで歩いても行けるぐらいです。
ダウンタウンの北側にはスタンレーパークが見えます。針葉樹の原生林で覆われているので緑色に染まっています。
ダウンタウンとスタンレーパークの間にはウエストエンドと呼ばれるアパート群があります。ダウンタウンで働いている人は職場が近いし、憩いの場所スタンレーパークがあるので、この地域は人口密度が高いです。
ライオンズゲートブリッジ(Lions Gate Bridge)を渡ると西にはウエストバンクーバー市、東にはノースバンクーバー市があります。
ライオンズゲートブリッジから車で20分ほど走ったところにグラウスマウンテン(Grouse Mountain)があります。冬場はスキーでにぎわい、夏場はゲレンデがマウンテンバイクのコースになります。夏は木こりのショーや鳥のショーが行われ、若者にはZiplineという遊びが流行っています。Ziplineとは二つの場所をロープで繋ぎ、滑車を使って滑り降りる遊びです。地元の人にも旅行者にも人気があるグラウスマウンテンです。
写真の下の方はバンクーバー市とバーナビー市。住宅が多く、家々が並んでいます。でも日本の都会の住宅と違い、家と家の間はスペースがあります。それに、たいてい家の前と後ろに庭があります。やはりカナダは広いです。
ノースバンクーバー市の右奥にシーモア山が見えます。ここにもスキー場があります。ウエストバンクーバーやノースバンクーバーを合わせてノースショアといいますが、ノースショアには3つのスキー場があり、ダウンタウンから車だと40分ほどで3つのスキー場に行けるのです。
ディープコーブはノースバンクーバー市の東の端にあります。コーブ(cove)は「入り江」のことです。
ここは波がほとんどなく、カヌーやサップ(SUP)と呼ばれるボード遊びが楽しめます。夏休みには子供たちがカヌーやサップの講習を受けに来ます。
※SUP = Stand Up Paddle Boards
バーナビー市の北の方にあるバーナビマウンテン。標高は370m。家々が立ち並んでいるし、山というよりは丘みたいです。
ここにはサイモンフレーザー大学(SFU)があります。また写真にも写っていますが、パブリックのバーナビーマウンテンゴルフコースもあります。
サーレー市が見えたところで飛行機が方向転換しました。東向きに飛んでいたのが西向きに変わっていきます。
何度もバンクーバー行きの飛行機に乗っていますが、かつてこのような景色が見えたことはありません。いつもはもっと短いルートでバンクーバー国際空港に着陸するのですが、ひょっとして何かの都合でこのルートは今回だけだったかもしれません。
サーレー市の南西に位置するデルタ市。流れている川は全長1,400kmもあるフレーザー川です。秋になるとたくさんのサーモンが遡上してきます。上流にはキャビアで有名なチョーザメが生息しています。
ここはリッチモンド市。昔は日系人がたくさん住んでいましたが、今は町の半数近くが中国系住民です。通りの標識には英語と中国語が書かれています。
メイフェアレイクスゴルフコースが見えます。このコースは池が多く、結構難しいです。
リッチモンド市の中心街です。だいぶ低空飛行にんなってきました。あと5分もすれば、バンクーバー国際空港に着陸です。
この日は町並みがよく見えました。日本の都会に比べると家が整然と並んでいるし、緑が多いと思います。きれいな街、バンクーバーです。