何でも短縮
何でも短縮させる日本人
結婚式のとき、昔は「スピーチとスカートは短い方がいい」なんて挨拶をする人がいたそうですが、今じゃセクハラで訴えられるかも知れませんねえ。
短いと言えば、どうも日本人は語句を短縮する傾向があるようです。
例えば、コンビニやパソコンなどです。コンビニはconvenience store、パソコンはpersonal computer (pc)が本来の英語です。
最近よく聞く言葉はセクハラやパワハラですね。
セクハラはsexual harassment、パワハラはpower harassmentです。
このように元の英語だと長くなるので短縮してしまうのです。
日本人がよく使うカタカナ語
カタカナは元々外国から来た言葉を表す語ですが、短縮させてしまうと外国では通じない場合がほとんどです。「この近くにコンビニありますか」とか、「上司にパワハラされたんです」とか言っても通じません。
上記の例は日本人同士だと理解できますね。日本人は短縮した語句そのままで意味を理解していると言ってもいいかもしれません。
外国ではカタカナ語は通じないので、本来の英語も知っておくほうがいいでしょう。次の一覧はカタカナ語と元の英語です。
日本語と英語を合体させた語句
日本人は英語を短縮して日本語として流布させるのが得意だと書きましたが、日本語と英語を合体させたものも作り出しました。例えば以下の語句です。
ドタキャン、デパ地下、天パー、億ション、朝シャン、短パン、アメ車、白バイ、省エネ、財テク、アル中、合コン、カラオケなど。
短くて分かりやすく、実に素晴らしい!
でも、これらは日本人にしか受け入れられないでしょうね。中にはカラオケのように英語になった言葉もありますけど。ご存知のようにカラオケは「空(から)のオーケストラ」ですね。
E.TやUFOは何の略?
昔、「E.T.」という映画がありました。奇妙な顔の宇宙人が子供と仲良くなる物語です。映画の中で『E.T. phone home. 』という場面は感動的でした。
このE.T.はextra-terrestorialの略です。extraは「外の、範囲外の」で、terrestorialは「地球(上)の」ですから、「地球圏外の」、すなわち異星人や宇宙人ということです。
ついでに、UFOはunidentified flying objectのことで、英語でもUFOと短く書く場合が多いです。発音はOxford Advanced Learner's Dictionaryには「ユー・エフ・オ―」と「ユーフォー」の両方が載っていますが、昔ピンク・レディーが「ユーフォー♪」と歌っていたので、そっちの言い方ばかりが浸透したのでしょう。
※UFOの最後の文字「オー」は「オゥ」、そして「フォー」は「フォゥ」と発音するほうが英語に近いです。
パーティでよく使われるBYOBって?
また、海外では友人宅のパーティに招待されることがあります。その招待状(友人同士の場合は今ではメールが多いですが)にはBYOBと書いてあることがあります。
これはbring your own bottleのことで、自分の飲み物は自分で持ってきてくださいということです。
他にもメールではASAPやTBAやPSなどもよく見かけます。ASAPはas soon as possible(できるだけ早く)、TBAはto be announced(あとで知らせます)、PSはpost script(追伸)という意味です。
短縮されて使われる英語
英語を短縮したものはたくさんありますが、主なものを記しておきます。
尚、JOC(Japan olympic committee)、FBI(federal bureau of investigation)、UN(united nations)などの組織名は省いています。
他によく見る英語の短縮形
時間を表すとき、amやpmは普通に使っていますよね。でも、これらの元はラテン語です。
以下はラテン語を短縮したもので、よく使われる語句です。
SNSでよく使われる語句
Facebook、Twitter、Instagramなどは人気がありますね。これらのSNS(Social Networking Service)で友人とメッセージをやり取りするとき、よく使われる省略語があります。
SNSも省略形でしたね。 日本ではあまり使用されない語もありますが、外国の若者の間では頻繁に使われている主なものを最後に記しておきましょう。