Labour-Day (労働者の日)

Labour Dayとは

カナダでは9月最初の月曜日「Labour Day」という祝日。labourは「労働」という意味なので、「労働者の日」ですね。

なぜ「労働の日」ができたのか

19世紀には毛皮商や雑貨商をはじめ、いろいろな商売の労働組合がありました。その内の24の労働組合のそれぞれのメンバーが労働改善のデモを行ったために投獄されました。当時は1日12時間もの労働を強いられていたのでした。デモを行った人たちを牢から出そうと、他の組合やその家族たちが中心になって抗議のデモを行いました。1872年9月15日のことでした。

今ある労働条件もかつての組合員たちの努力によってできてきたものです。そういう”歴史”のことはあまり気にしないで、今、人々は”休みの日”だということで感謝しています。

Labour Day Weekendとは

Labour Dayを含む週末を「Labour Day Weekend」と呼び、土、日、月と3連休となります。子供たちの長い夏休みもこの週末で終わりを告げます。

夏休み最後となるので、のんびり過ごしたり、家族でキャンプや旅行に出かけたりする人もいます。また、お天気が良い日が多いので、海辺で楽しむ親子もたくさんいます。

夏休み最後の休日を楽しむ子供たち
夏休み最後の休日を楽しむ子供たち
ボードに乗って楽しむ子供たち
友達とボードで遊ぶ子供たち
水遊びをする子供たち
公園で水遊びする子供たち

子供の心境として、夏休みが終わってしまうことを残念がったり、早く学校へ行って友達に会いたいと思うったりするかもしれませんね。兎に角、この週末で夏休みは終わりです

新学期の準備

Labour Day Weekendが終わった後、火曜日から新学年が始まります。その準備のために買い物に出かける人たちもいます。小学生は来学期に使用する文具品を学校に予約をすることもできますが、セカンダリー(8年生から12年生が通う学校)の生徒は自分で購入することになります。

文具品だけでなく、新しいかばんや衣服など、準備するものはたくさんあります。親子そろって忙しい週末になるかもしれません。

新学期のために買い物をする親子
新学期の準備に文房具を調達する子供たち


※labour(労働)の綴りについて
アメリカ英語では「labor」と綴りますが、カナダ英語では「labour」と綴ります。
他にも同じように綴りが異なる主な単語を記しておきましょう。

アメリカ英語カナダ英語意味
colorcolour色、色彩、色を塗る
flavorflavour味、風味、風味をつける
harborharbour
humorhumourユーモア
neighborneighbour近所