Canada Day
Canada Dayとは
7月1日はCanada Day。カナダ連邦が1867年7月1日に誕生したことを記念する日です。いわゆるカナダの建国記念日です。
昔はCanada Dayとは言わず、Dominion Dayと言っていました。Dominion(ドミニオン)というのは、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの旧イギリス植民地に与えられていた呼び名です。1982年、その名称が変更され、Canada Dayとなりました。
カナダ建国時、日本では
日本では1967年10月に大政奉還されました。これによって265年間続いていた江戸幕府が終焉を迎えました。翌年の1968年1月、王政復古の大号令が発せられ、新しく明治時代になりました。
※大政奉還とは
徳川幕府が朝廷に政権を返還すること。
※王政復古の大号令とは
天皇を中心とする新政府を樹立するという宣言のこと。
Canada Day のお祝いの歴史
昔は誕生日だからといって祝い事はほとんど行われていませんでした。
1917年のカナダが50歳の誕生日を迎えたときには大きな祝典が行われました。
1967年の100歳のときにはテレビ放映もされ、より盛大な祝典が開かれました。
1970年代に入り、毎年7月1日には政府でも民間でもお祝いするようになっていきました。
1985年、各州に「カナダ・デー・委員会」(Canada Day Committee)なるものができ、それ以来、現在のように各地でいろいろな催し物が行われるようになっています。
2017年の150歳の誕生日には、私もこの盛大なカナダ誕生パーティを経験しました。
Canada Dayのイベント
この日はカナダ全土にある町の多くの場所で建国を祝っていろんな催し物が行われます。
首都オタワでは国会議事堂前の広場(パーラメント・ヒル)ではカナダ総督と首相が参加する記念式典が行われ、その様子はテレビ放映されます。
バンクーバーのいたる場所で、パレード、コンサート、ダンスパーフォーマンス、子ども相手のアクティビティー、スポーツ大会などが行われます。
イベントの様子
もちろん私の住んでいたWest Vancouverでもいろいろな催しがありました。
その様子を写真で紹介しましょう。
ジョン・ローソン公園(John Lawson Park)の様子
公園には朝から大勢の人たちがいました。老若男女、合わせて500人を超えていたと思われます。
たくさんの人が集まるので、いろんな人を見かけました。カナダ国旗をデザインした椅子に腰かけて音楽を聴いている人。カナダ国旗をあしらった帽子を被っている人や旗を手に持っている人。ほっぺにカナダ国旗をペイントしている子供。海岸で水遊びをしている子や凧揚げしている子、などなど。
コンサート
夕方4時ぐらいから音楽コンサートが開かれます。この地区のユースバンドや地元のビッグバンド、それにプロのバンドが参加します。カントリーソングやブルースもあります。1グループ3曲か4曲の演奏です。最後のコンサートは10時過ぎに終了しました。
キッズコーナー
コンサートだけでなく、キッヅコーナーもあります。顔にデザインしたり、何かを作ったり、絵を描いたり。ロープをコントロールしてゲームをするコーナーもあります。子供たちもみんな楽しんでいました。
海辺の様子
やっぱり夏は海が気持ちいい!
ボートに乗る人、海岸で遊ぶ子供たち。沖ではカヌーが競争していました。
花火
このころは日が沈むのが遅く、日没してから黄昏が続き、完全に暗くなるのは10時を過ぎてからです。花火が始まるのは10時30分。小さな子供は眠いかもしれませんが、もう夏休みに入っているので、明日は朝寝坊できるから大丈夫。
バンクーバーの花火に比べるとウエストバンクーバーの花火は数も少なく見劣りしますが、それでもきれいな花火を見て、幸せな気分になることができます。
カナダでは特別な日にしか花火をすることができません。めったにないことなので花火見物する人は多いです。
昼間は暑かったですが、この時間になると涼しい海風が吹き、とても心地よかったです。