バンクーバーの旧正月
春節はいつ?
旧正月は「春節」とも言います。日本のお正月と同様に、中華圏では最も大切な祝祭日です。
春節は中国の旧暦に基づいているので、毎年、日にちが違います。
2022年の春節は2月1日の火曜日です。前の日の1月31日を大晦日としてお休みにし、春節が終わる金曜日も臨時休日とするので、この週全部がお休みになります。土日が休みですと9日間も連休になるのですね。
※旧暦を英語では「Lunar New Year」と言います。
中国語で新年のご挨拶
「恭喜発財!」
友人と道であったときに聞いた言葉です。
これは「ゴン・ヘイ・ファッ・チョイ」と発音します。 意味は「明けましておめでとうさん!今年も儲かりますように!」です。
中国人は新年のあいさつにお金が儲かることを望むのじゃなー
他にもよく聞く新年の挨拶があります。
新年快楽は「シンニェンクヮイロウ」と発音し、意味は「新年明けましておめでとうございます」です。最もオーソドックスの言い方です。
もっと簡単に新年好を使う人も多く、「新年おめでとう!」の意味で、発音は「シンニェンハオ」です。短くて覚えやすいので、中国語を習いたての日本人でも使えますね。
日本語にもいろいろな言い方があるように、中国語でも人によって、また場所や立場によって違った言い方をします。
赤色と白色の生き物が乱入
あるスーパーで買い物をしていると、ジャンジャンと突然にぎやかな音が鳴りました。そして玄関から赤色の大きな生き物が、そのすぐあと白色の大きな生き物が入ってきたのです。それらは「獅子」でした。
獅子はスーパーの中で踊っています。獅子の中に二人の人間が入っていて、ときどきアクロバット的な動きをしていました。とても迫力がありました。
獅子舞のことをカナダではライオンダンスと呼んでいます。春節の期間はカナダのいたるところでライオンダンスが見られるでしょう。
春節のスーパーマーケット
春節なのでひょっとしたら派手な催しをしているかもしれないと、近くの中国系スーパーに行ってみました。
店は、やはり普段とは違う飾りつけをしていました。入り口には門がこしらえてあり、店の中には獅子やドラゴンが天井からぶら下がっていました。
店の中は全体的に赤や黄を基調とした飾りつけが多かったです。
中国人にとって赤色はめでたいときの色ですね。結婚式の祝儀袋やお年玉袋も赤色だそうです。
黄色というよりは金色と言った方がいいかもしれません。中国人はゴールドに繋がる金色が好きですから。
品物もたくさん積み上げられていました。レジの人もいつもとは違う中国服で、みんなお揃いのを着ていました。
他のスーパーにも行ってみました。
このスーパーは白人系なので中国系のスーパーほど派手な飾りつけではありませんでした。でも入り口近くには目立つように赤い風船でセールの品物を置いていました。数匹のドラゴンも飾ってありました。
お客さんは中国人もいるし、ものを売る商売では何かと催しをして客を集めなければなりませんものね。
スーパーで気になったもの
これは中国系のスーパーで見つけたものです。上の1つ目と2つ目の写真は「麻雀杯」をかたどったスイーツで、3つ目のは10センチほどの大きさがあるお餅です。
若い頃はよくマージャンをしていたので懐かしく思いました。買いませんでしたけど。。。
春節と元旦
中国では西暦の1月1日を元旦、旧暦の1月1日を春節とするそうです。
元旦の「元」は「始まる」の意味で、「旦」は「日の出」を表します。なので「元旦」は「最初の日が昇る最初の日」です。春節も同じことで、その日から年が始まるということです。
カナダは人種のモザイク。
それぞれの人種がそれぞれの文化を保ちながら住んでいます。
地球を縮小したようなものです。
だから、楽しい!