ハーモニーアーツフェスティバル
ハーモニーアーツフェスティバルって何?
ハーモニーアーツフェスティバル(harmony arts festival)はアーツと付いているように芸術家たちの作品を展示したり、音楽のコンサートを催したりするフェスティバルです。
たくさん並んでいるテントでは様々なものが売られています。美術品、装飾品、衣服、食べ物など、個人的に販売しているものがほとんどで、通常の店やスーパーでは売っていない品物を手に入れることができます。
場所はウエストバンクーバーのアンブルサイド公園(Ambleside Park)の西側からジョン・ローソン公園(John Lawson Park)までの間で行われます。
2022年度のフェスティバルは7月29日から8月7日までです。
先住民の芸術
ハーモニーアーツフェスティバルでは先住民のアートも見逃してはなりません。特徴あるデザインのグッズが並んでいます。raven(レイブン=カラス)の像やカヌーも飾ってあります。彫刻は実際に彫っているところを見ることができます。
ビーチサイド・パティオ
アンブルサイド公園とジョン・ローソン公園の間にあるミレニアム公園にはパティオが設置されています。ステージもあり、食事をしながらコンサートを楽しむことができます。
食事はサーモンやオイスターなどがあり、ビールやワインも飲むことができます。
カナダでは公共の場所でお酒を飲むことが禁止されています。海岸で酔っぱらって騒いでいるとおまわりさんに尋問されます。
でも、フェスティバルの期間は酔っぱらっていても大丈夫! パティオではアルコールを売っていますし、夜は桟橋でカクテルバーも現れますから。
※いくらお酒が飲めるといっても、グデングデンに酔っぱらっている人はいません。カナダ人はお酒に強いし、こういうところで酔っぱらうのは恥だという気持ちがあるからでしょう。
歌と踊りのコンサート
ジョン・ローソン公園には大きなステージがこしらえてあります。ジャズ、ブルース、R&B、ロック、ポップスなど、様々なジャンルの音楽が演奏されます。
200席ほどの椅子がステージの前に並べられています。他にも自分で椅子を持ってきている人や、地べたに座っている人、立って見ている人もたくさんいます。
ダンスが好きなカナダ人
このときはジャズやみんなが懐かしむようなオールドタイマーの歌を聞かせていました。
女性ボーカルと60歳を超えていそうなおじさんたちが演奏していました。聴衆もお年を召した人が多くいました。
ステージと聴衆用の椅子との間にはマットのようなものが敷き詰められていました。みんながダンスをするためです。
音楽に合わせて、40人ほどの人たちがダンスをしていました。周りには微笑ましく眺めている人や羨ましそうに見ている人もいました。カナダ人はダンスが好きな人が多いと思います。
子供のときからダンス
ダンスは西洋文化にとっては重要なものなのかも知れません。
カナダでは小学7年生の卒業前に学校でダンスパーティが行われます。体育館を風船や紙で飾り、ダンス会場にします。カラフルな照明や大きな音のスピーカーで会場を盛り上げます。
女子児童の中にはおめかししてくる子もいるし、髪の毛に色をつけてくる男の子もいます。もうこの年齢で大人たちがしている世界に足を踏み入れているような気がします。
スローな曲がかかれば、お目当ての男の子に声をかける女の子もいます。このぐらいの年では女の子の方が積極的です。男の子は女の子の腰に手を回し、女の子は男の子の肩のところに手を置いてダンスをしています。まだぎこちないのですが、歳を経るにつれ慣れていくのでしょう。
セカンダリースクールでもダンスパーティがあります。この歳になるともっと派手になります。パーティー用のドレスを着てくる女の子もいるし、化粧はほとんどの子たちがしています。男の子も普段よりはおしゃれな格好をしています。憧れのダンスパーティですから。
こういうふうにカナダでは子どもの頃からダンスを楽しむのです。おじいちゃんやおばあちゃんになってもダンスが好きなのもわかりますね。
その他フェスティバルで見たもの
ハーモニーアーツフェスティバルでは他にも目にしたものがありました。それらを紹介しましょう。
夜には野外映画を上映
ジョン・ローソン公園ではコンサートだけでなく、夜には映画も上映されます。
(2022年度は映画は中止)
映画は日替わりです。夜9時からなので観客はティーンエージャーや大人が多いです。
将来の芸術家?
子供が楽しめる場所も設けてあります。
ここでは子供が自由に紙に絵を描いて、その絵が版画みたいに加工されています。隣りのテントでは自分で描いたデザインがバッジに変身します。どちらも無料です。
腹が減ったら。。。
お腹が空いた人にはスナックを販売している店もあります。ここでは食べ物と飲み物を売っています。
お金が必要な人のために。。。
カナダ人は大金を持ち歩きません。カードが多いです。
フェスティバルで何か品物を買うにはお金が必要です。
そこですぐにお金を引き出せるようにATMを設置してあります。
ゴミ処理
こういう催しがあるとゴミも出てきます。通りにはゴミを捨てる場所があちらこちらに設置してあります。そのゴミを管理している人たちもいます。こういうのがあると通りもきれいですね。