バレンタイン
バレンタインの日
バレンタインデーが近づきました。2月14日ですね。
バレンタインデーを英語では「Valentine's Day」や「Saint Valentine's Day」と言います。
バレンタインの日と言えば、日本では女の子から男の子に愛を告白する日ですね。そして、チョコレートをあげる日。義理チョコもありますが。。。
カナダでもバレンタインデーは「愛の日」です。でもバレンタインデーと言えば、通常、恋愛関係にある人に重点が置かれていますが、カナダではそうとは限らないのです。
カナダ人の5人に4人はバレンタインデーを大切な人と何らかの形で祝いますが、そのうちの半分は子供や家族メンバーにお祝いするそうです。
子供が親にプレゼントしたり、普段お世話になっている人(同性でも異性でも)に感謝の気持ちを表したりして、カードやプレゼントを渡すこともあります。
日本のように女性から男性にプレゼントをする日と限ったわけではなく、男性も女性にプレゼントすることも多いです。
バレンタインの起源
実はバレンタインデーの正確な起源を実際に知っている人は誰もいないのです。バレンタインは人の名前ですが、同じ名前の人が三人いたと言われています。そのうちの二人は同一人物であるとかいう人もいて、本当のところはよくわかっていません。
最も有名なストーリーを簡単に記しておきましょう。
当時のローマ帝国の皇帝であるクラウディウス2世は、愛する人が故郷にいると戦いの士気が下がるからと兵士たちに結婚することを禁止しました。
ローマで奉仕していたキリスト教の司祭だったウァレンティヌス(バレンタイン)は兵士たちを不憫に思い、皇帝の命令に反して若い恋人たちのために秘密裏に結婚を続けました。
そのことが見つかってしまい、彼は死刑にされてしまいました。2月14日のことでした。このことから2月14日が恋人の日となりました。
カナダ人のプレゼント
場所によって異なるプレゼント
プレゼントの品物は場所によって違うようです。
バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州(BC州)の住人はキャンディー。
トロントがあるオンタリオ州の人はジュエリー。
モントリオールがあるケベック州の人は花が人気あるそうです。
カナダ人がよくプレゼントするもの
花(特に赤いバラ)
チョコレート・キャンディ
おもちゃのハート
スパークリングワイン
コスメティック
服(恋人同士ならランジェリー・下着)
ジュエリー(ネックレスやイヤリング)
10年ほど前には高価なものをプレゼントしていましたが、最近はキャンディーやチョコレートなど、安いものをプレゼントするようです。もちろん人によりますが。。。
カナダ人が最も喜ぶプレゼントとは
カナダ人の理想的なバレンタインデーの贈り物はというと、女性と男性の半数近くが贈り物を受け取ることに喜びを感じますが、それに加え、「一緒に時間を過ごす」ことであると述べています。
やはり好きな人と一緒に過ごすのが一番じゃな
プレゼントとカードの関係
通常、贈り物と一緒にカードを添えます。カナダでは何かといえばカードを渡します。結婚祝いや誕生日など、また身近に起きた細かなことでも喜怒哀楽をカードで示します。ですからカード売り場であれやこれやとカードを選んでいる人をよく見かけます。
実はカナダでバレンタインデーへの関心が高まったのは19世紀半ばからです。最初は手紙を送っていましたが、印刷技術が発達したので、印刷されたカードを送るようになりました。今ではいろいろな文句が印刷されたカードが市販されています。
バレンタインに関する面白いデータ
カナダ人のバレンタインに関するデータがあります。
バレンタインデーにデートをする場合、男性と女性のどちらがデート代を支払うかという統計です。
女性への質問では、33%が男性が払い、31%が割り勘にするという結果が出ました。そして31%の人は交互にし、5%が女性が支払うべきだと述べました。
男性に同じ質問をすると、58%が男性が支払い、17%が割り勘にすべきであると言いました。そして21%が交互にすべきで、4%の男性が女性が支払えばいいと述べたそうです。