日本出国手続き
※新型コロナの影響で空港での手続きが変わっているかもしれません。最新情報を各航空会社や空港のサイトでお確かめください。
羽田や成田からバンクーバーに行く
(地方空港から羽田や成田を経由しないで直接羽田や成田からカナダへ行く場合)
(1)搭乗手続き(チェックイン)
利用する会社のチェックインカウンターに行きます。ここでパスポートと航空券(eチケットの控え)を提示します。その後、預ける荷物(スーツケース)をカウンターの横の計測器に載せます。係りの人が重さを確認してベルトコンベアに載せてくれます。
※通常、エコノミークラスはスーツケース2個まで、1個に付き23kgまで。
※検査ゲート、荷物検査、出国審査場所など、セキュリティの面で写真が撮れないのでJALのサイトより写真を使わせていただきました。
手続きが終わると搭乗券(ボーディングパス)を受け取ります。預けた荷物の控えも渡してくれますので保管しておきましょう。
※旅行会社などで航空券を購入したときに、座席の予約をすることも可能です。まだ座席が決まっていない人は、ここで座席が割り当てられます。通路側か窓側かのリクエストもできます。
座席は飛行機にもよりますが、私が2015年の夏に乗ったANAは3列、3列、3列、秋に乗ったJALは2列、4列、2列でした。
ANAの場合、窓側に座ると、トイレに行くのに2つの座席をまたいでいかないといけないので、トイレが近い人は通路側のほうがいいかもしれません。
(機種によって異なるので、航空券を購入するときに旅行会社に尋ねてみることをお勧めします。)
(2)保安検査(セキュリティチェック)
ハイジャックなど危険防止のため、手荷物検査とボディチェックを受けます。荷物は探知機に通され、人は検査ゲートを通ります。
この検査場所にはいくつかの籠(かご)が置いてあります。ノートパソコン、携帯電話、デジカメなどの電子機器は籠に入れます。ポケットに小銭やカギなどの金属物が入っていたら、それらも出して、籠に入れます。でないと検査ゲートを通るときに金属があればそれに反応してしまいます。
反応したかといって即飛行機に乗るのを拒否されるわけではなく、また、金属物をポケットから出して通りなおさなければならないので、二度手間になるから最初から出しておくほうがいいでしょう。ジャケットなどの上着も籠に入れる場合があるので、係官の指示に従いましょう。(バンクーバーでは靴も脱がされたことがあります)
ペットボトルのお茶や水は持ち込めません。
液体のものは100ml以下の容器に入れ、透明の袋に入れて係官に見せなければなりません。取り上げられて捨てられないように、液体物はスーツケースに入れて持っていく方がいいでしょう。
※国内線の場合は係官が検査して、ただのお茶や水だったら返してくれます。
※出国手続き後に免税店などで購入したお酒や香水など、液体が100mlを超えても持ち込みが可能です。売店で売っているジュースやお茶も機内に持ち込んでも構いません。
(3)税関手続き
宝石や時計など高価な持ち物を海外に持って出るときや100万円以上のお金を持ち出す場合にはここで申告しなければなりません。普通の旅行者や留学生はそういう高価なものを持参しないでしょうから、ここで手続きすることはないでしょう。申告するものがなければ税関に立ち寄らないで、出国検査場に行きます。
※税関に申告するものがある場合はこのトピックの最後の項目を参考にしてください。
(4)出国審査
出国審査カウンターがあるので、列に並んで順番を待ちます。列が短いところに並んで構いません。係の人が支持する場合もありますので、その場合は指示に従ってください。
ここでパスポートと搭乗券を提示します。係官がパスポートの写真と顔を照らし合わせ、本人であることを確認します。
出国審査では特に何も尋ねられません。係官が出国印を押しパスポートを返してくれます。これで出国審査は終了です。
通路に案内表示板があるので、自分の飛行機の搭乗口番号のほうに移動します。
時間があれば免税品店で買い物したり、ブラブラとウィンドウショッピングをしたりしてもいいでしょう。
搭乗券に何時までに搭乗口に行くようにと記されていますので、その時間前には搭乗口の近くで待っていましょう。
外国製品を持ち出す場合の手続き
高級な外国製品(時計、指輪、ネックレスなどの装身具、毛皮コート、ハンドバッグ、カメラなど)を持って出国する場合、あらかじめ税関に現品を見せて証明印を受ける必要があります。事前に申請がないと、帰国する時に課税される場合もありますので気を付けましょう。
申請書 ⇒携帯出国証明申請書
100万円お超える場合の申告
あまり該当することはないと思いますが、現金を100万円以上国外に持って出る場合は税関に申告する必要があります。
※税関用と本人用の2通必要です。
申告書 ⇒ 支払手段等の携帯申告書
国際線に乗り換える場合
(地方空港から羽田や成田を経由して羽田や成田からカナダへ行く場合)
地方空港から羽田空港や成田空港を経由してバンクーバーに行く人も多いかと思います。搭乗券は地方空港から羽田や成田に行く分と羽田や成田からバンクーバーまで行く分の二つ受け取ります。
スーツケースは羽田や成田を経由する場合でも地方空港からバンクーバーまで運んでくれます。
※バンクーバーから羽田や成田経由で地方空港に戻る場合、スーツケースは日本で最初に到着する空港で受け取ります。すなわち、羽田や成田で受け取らなければなりません。そして、新たに利用する航空会社のカウンターで手続し、荷物を預ける必要があります。
成田で国際線に乗り換える場合
私の場合、伊丹から羽田に行きました。飛行機から降りて、道なりに歩いて行くと「国際線乗り継ぎ」の表示があります。それに従って進んでいくと「国際線 出発」と門のような構えの表示が出てきます。そこを通り抜けるとすぐ右側に「国際線・国内線乗り継ぎ」とサインが出ています。ここに乗り継ぎ検査場があります。別の場所にも乗り継ぎ検査場がありますが、ここが近くて便利です。
国際線の乗り継ぎは左のほうです。ここで持ち物検査とセキュリティ検査をしたあと出国手続きをして搭乗口に行きます。
注意することは飲み物を持ち込めないことです。持ち物検査の前に飲んでしまうか捨てるかしなくてはいけません。検査が済んで搭乗口に行く途中で売店がありますので、飲み物が欲しい人はそこで買うことができます。
羽田で国際線に乗り換える場合
JALを利用したときと同じく、伊丹から羽田に行きました。飛行機を降りてからは「国際線乗り継ぎ」の表示に従って進んでいきます。暫く歩いたところに空港関係者がいて、国際線へは階下のバス乗り場でお待ちくださいと案内を受けました。
羽田の場合、国内線到着ロビーから国際線出発ロビーまではバスで移動しなければなりません。前のバスが出てしまったところなのか、バスの待合所は閑散としていました。他には3人ぐらいしかいませんでした。15分ほど待って、バスが来ました。
伊丹空港の手続きカウンターで「国際線乗り継ぎバス乗車券」というものをもらっていたので、バス係の人に乗車券を渡し、バスに乗り込みました。
バスは空港内を何度も方向転換して進んで行き、駐機している飛行機のごくそばを走っていきます。まるで空港の職員のような感じでした。国際線ロビーまでは15分ほど到着しました。直線だったら、きっと3分ほどの距離だったかもしれません。
あとは手荷物検査を受け、セキュリティの門をくぐり、出国手続きをして搭乗口に行きました。
※成田空港や羽田空港のサイトにアクセスして最新情報を得てください。