海外旅行に必要なもの

航空券パスポートeTA(電子渡航認証)

航空券はどこで買う?

航空券を購入するには、航空会社から直接買う、旅行代理店の窓口で買う、ネットで買う、という3通りの方法があります。

航空会社から直接買う場合、たまに安売りしているときもありますが、通常は正規の料金で販売しています。
旅行代理店の窓口で買う場合、直接いろいろ質問できるのでわかりやすいし安心です。
ネットで買う場合は相手が見えないし、本当に購入できているのか、クレジット情報を与えてよいものか、といろいろ不安ですが、他の購入の仕方より安い場合が多いです。

それぞれ信用、安心、便利、費用など、自分に合った買い方があると思います。費やす時間がもったいないと思うかもしれませんが、少しでも安く航空券を購入しようと思えば、ネットでいろいろ調べることです。

私の航空券の買い方

ネット販売の場合、ネットだけで販売している会社と旅行会社がネット販売している場合があります。ネットを使うことは今や当たり前になりましたね。

もう随分長い間日本で航空券を買ったことがないので忘れてしまいましたが、バンクーバーで航空券を購入したときのことを書きます。

私の場合、いつも利用している旅行会社があります。まずその会社のサイトで費用を調べます。そのあと会社に電話して費用を訊ねます。サイトに出ている費用は最安値の場合が多く、その費用ではすでに販売されていないときもあります。

また、曜日によって費用が違うこともありますし、希望する座席が空いているかなどによっても変わってきます。それらを調整し、最も都合の良い料金と日程で航空券を購入します。

私の場合は日程にある程度自由が利くのでこういう買い方ができますが、日程が決まっている人はそうはいきませんね。ネットでよく調べ、費用についても妥協する点を見つけるしかないと思います。

航空券はeチケットで

昔は航空会社や旅行会社で予約すると航空券をプリントアウトしたものを旅行者に渡していました。旅行者はそのプリントをカウンターで見せ、搭乗券をもらいました。でも今はeチケットなるものを使うようになりました。

eチケットとは、旅行者の名前、搭乗便、座席などの情報を電子的にチケット販売者が保管できるようになったものです。この情報は利用する航空会社のカウンターのパソコンと共有されているため、パスポートを見せるだけですべて必要な情報がわかるようになっています。しかし、念のためお客様控えとして送られてくるeチケットを印刷しておくといいでしょう。

※今はスマホの中に eチケット 控えを入れておくことも可能ですが、帰国時にカウンターでチケットを示す場合にスマホがうまく使えるかチェックが必要です。スマホを失ったり、壊れたり、充電が切れていたりすることもあります。印刷しておくのが無難です。

パスポートについて

日本のパスポート
日本のパスポート
(有効期限が切れたので穴が開いている)

パスポート(旅券)とはその国の住民であるということの「身分証明書」です。海外に行くために絶対必要なものです。初めて海外に行く人はパスポートを取得しなければなりません。

旅行したいという思いが強くて航空券の購入ばかり気をやっていると、うっかりパスポートの有効期限が切れてしまったということがあるかもしれません。パスポートの更新は有効期間が切れる1年未満のうちに申請できますので必ずチェックしておきましょう。

日本のパスポートは5年有効と10年有効があります。5年用は年齢制限がありませんが、10年用は20歳未満の方は取得できません。子供の場合は顔の変化が著しいのでこのようなルールを設けているからでしょう。

パスポートの発給手数料

パスポートを新しく取得したり、更新したりする場合、手数料は申請する年数や年齢によって異なります。

10年用20歳以上16,000円
5年用12歳以上11,000円
5年用12歳未満6,000円

尚、カナダではパスポートの有効期限が「カナダ出国予定日+1日以上」必要ですので、確認しておきましょう。

※パスポート更新は最終有効期間日の1年未満で申請可能ですが、後で記すeTA(電子渡航認証)の有効期間が5年ですので、カナダへの旅行の頻度に合わせパスポートも更新しておくといいでしょう。

カナダのビザ(VISA=査証)

日本国籍の人は渡航目的が観光、友人訪問、商用の場合などではビザが不要です。滞在期間は最長6か月です。この期間は確実とは言えなく、何度も入出国をしている人や過去に問題があった人など、入国審査官の判断で6か月間ももらえないこともあります。

これは留学生のことなのですが、カナダの同じ高校の1年生として3年間留学をする生徒がいました。二人は同じ時期にカナダに入国しました。でも一人は3年間の就学ビザがもらえたのに、もう一人は1年間しかビザがもらえなかったのです。許可を与える入国係官が違う人だったのでしょう。このように係官によって結果が異なることがあるのです。政府の方針だと統一すべきだと思いますが。。。

eTA(電子渡航認証)について

eTA=Electronic Travel Authorityというのは空路でカナダに入国する前にネットで情報を伝えてく渡航証明です。2016年3月15日から採用され、2016年11月10日以降,eTAを取得していない旅行者はカナダ行きの飛行機に搭乗できなくなりました。

※カナダに“陸路”または“海路”で入国する場合、eTAは不要です。
※eTAはパスポートに自動的にリンクされ、有効期間は最長5年間、または、パスポートの有効期限までです。
※学生ビザ、ワーキングホリデービザの申請者はeTAも自動的に発行されますので、eTAの申請手続きは不要です。
※eTAはオンラインでしか申請できません。
※1人につき7カナダドル必要です。

eTA申請方法

eTAは英語で申請します。日本語で説明がありますので、説明を参考にして入力してください。

参考資料:日本語eTA申請ガイド

その他の重要なもの

海外旅行保険には加入しておいたほうがいいでしょう。もし加入しないでカナダでケガや病気で医者にかかったり、入院したりすると莫大な費用が掛かります。またパスポートやスーツケースなどの持ち物の紛失や盗難に遭うかもしれません。そんなときに補償してくれるのが海外旅行保険です。契約タイプがいろいろあるので自分が必要と思うものを選び加入しましょう。